株式会社Beenが参加する鎌倉市のフェアトレードタウン推進組織の鎌倉エシカルラボ(神奈川県鎌倉市、共同代表:稲葉哲治、末吉里花、平野祥子)は、三本珈琲株式会社鎌倉総合工場(本社:神奈川県横浜市・鎌倉総合工場:神奈川県鎌倉市)、国分首都圏株式会社(東京都中央区)および鎌倉市と共同で行った産業・地域振興連携プロジェクトにより誕生した「鎌倉焙煎珈琲~フェアトレードかまくらブレンド」が、ソーシャルプロダクツ・アワード2025(主催:一般社団法人ソーシャルプロダクツ普及推進協会)の大賞を受賞したことをお知らせいたします。
「鎌倉焙煎珈琲~フェアトレードかまくらブレンド」は、地域、市民、企業、生活者が一体となり取り組んだ鎌倉発の未来に向けたフェアトレード製品です。開発途上国の生産者から適正な価格で仕入れたフェアトレードコーヒー豆を使用し、三本珈琲株式会社の鎌倉総合工場で焙煎・パッケージングを行っています。鎌倉の歴史や文化をイメージした味わいが特徴で、2024年8月から全国の主要量販店などで販売されています。
鎌倉エシカルラボとして初めて取り組んだ産業・地域振興連携プロジェクトの成果として生まれたこの製品が名誉あるソーシャルプロダクトアワード2025、自由テーマ部門の大賞に選ばれました。
ソーシャルプロダクトアワード2025受賞概要
受賞名:ソーシャルプロダクツ・アワード2025 大賞受賞
対象:「鎌倉焙煎珈琲~フェアトレードかまくらブレンド」
公式サイト:https://www.apsp.or.jp/spa_award_year/2025/
審査評価コメント:フェアトレード調達の証明や地域の緑地保全基金への寄付など、具体的な社会課題解決に向けた取り組みを実装している点が評価できる。エシカル・ソーシャル商品でありながら、一般商品と価格面でも競争力を持ち、エシカル消費のハードルを下げている点も特筆すべきである。さらに、鎌倉に特化した地域性を明確に打ち出し、地域の共感を得る仕様・デザインとなっている。自治体や生活者と連携し、味やデザインを鎌倉市内投票で決定するなど、消費者の行動変容を促す工夫が随所に施されている点が高く評価できる。産学官民が一体となる普及啓発活動を積極的に行い、販売を超えて社会・環境課題を自分ごととして考えるきっかけを提供している。自治体を巻き込み、首長の宣言を伴う地域ぐるみの取り組みは、気候変動対策や生産者の人権問題などのコアな課題提起を可能にし、他地域のモデルとなる大いなる可能性を秘めている。